2009年4月11日土曜日

DMC-L1 ~先代機、姉妹機、ライバル機、後続機

L1は日本では2006年、7月発売のPanasonic が初めて作ったデジタル一眼レフ。

2004年の3月には、LC1という先代機みたいなのが出ていました。



これはコンパクトデジカメなんだけど(LCはLumix Compactの意味)、大きさが若干小さい事、レンズが取り外せない事、スペックや機能が少ない事等を除けば、外観はこの2年後に発売されるL1とほぼ同じ。

L1を買おうと思って調べ始めた頃は、L1とLC1が同一機種だと間違いして結構混乱したほど。

LC1にはLeica社製のDigilux 2っていう姉妹機(色が違う以外、中身はほぼ同じカメラ)があります。




L1の開発にはOlympusの技術が採用されています。ベースになったのは、 Olympus E-330というモデル。



外観はL1とは全然違うけど、中身は結構共通点が多く、レンズがフォーサーズな事やペンタプリズム(普通フラッシュが付いているあたりにある出っ張り)が無い事など、良くみると似ている部分に気がつきます。


L1が発売された頃、デジタル一眼界にデビューした家電メーカーはPanasonicだけではありませんでした。L1の発売日前日に、初のSony製のデジイチ、Sony a100が発売されます。



当然Panasonicはライバル視していたと思われますが、このa100というモデルは「誰でも簡単に使えるデジイチ」なのが売りで、「フィルムカメラのような感覚で使えるデジイチ」を作ろうとしていたPanasonic とはコンセプトが全く異なっていました。

結果、2つは全く違う印象の製品に仕上がっています。

PanasonicはLeicaと共同開発でレンズを作っていますが、Sonyはこの時、Carl Zeissとレンズを共同開発しています。


L1はライカと共同開発されたので、Leica製の姉妹機があります。LC1とDigilux 2と同じ関係にあるのが、L1とDigilux 3。



見た通り、ほとんど同じカメラです。L1に付いてくるLeicaレンズは日本でライセンス生産された物なので、日本製で黒いのがL1、ドイツ製でシルバーなのがDigilux 3 と覚えていれば大体は正しいと思って良いでしょう。

L1の発表から1年、2007年に後続機が発売されます。Panasonic L10。



機能面ではL1よりも大幅に改良され、販売価格もリーズナブルになりました。ただ、誰が見ても一目で判る、L1の独特のデザインは失われ、「普通のデジカメ」になってしまったのが個人的には残念でした。数を売るには仕方無いのかもしれませんが、L1のように、決して大衆受けしなくても、僕みたいなコアなユーザーがいるような製品を作り続けて欲しかった。個人的には正直、L10を買うくらいならNikonやCanonを選ぶかな。

Panasonic としては、デジイチ業界でのシェア拡大を目指していた訳だから、単に製品の多様化を図っていただけなのかもしれないけどね。とにかく、L10はL1とは全く別のユーザー層をターゲットにしていたのは間違い無いはず。L1の真の後続機になるようなモデルがいつかまた発売される事を希望しています。


多様化という面では、Panasonic はLシリーズに続いて、LumixにGシリーズというデジイチの新しいラインを出しています。Generationを意味するGラインに、現在あるのはG1。



実物を触った事があるけど、気軽に簡単に使える小さくて軽いデジタル一眼という感じでした。レンズは新規格のマイクロフォーサーズ。色は黒の他に赤なんかがあります。特に欲しいとは思わないけど、ラインアップの中にこういう製品はあってもいいとは思う。

そして最後に今年発表されたばかりの、Panasonic のLumixシリーズ、最新のデジイチがGH1。



G1に動画機能が付いたモデルで、外観はG1とほぼ同じ。


最後にL1。



別アングルから。



やっぱりコレが一番好き。


凝り性ってイチイチ疲れるよね。最近、忙しくて小さいストレスが蓄積してる感じで、そんな時ってこういう無駄に長いのが書きたくなるんだよね。

見た通り、ここ数年は他に無かった位、今カメラにハマッています。

0 件のコメント: