2009年7月22日水曜日

Aircraft Maintenance Technician (AMT)

この前取得した米国航空整備士の資格、詳しく説明をしていなかったので、今更ながら書いてみようと思います。

取得したのは Mechanic Airframe & Powerplant、通称 A&P。

法律上は機体、エンジン、プロペラは別の物であるという扱いになっています。

Airframe Rating だけなら扱えるのは機体だけ、Powerplant Rating だけならエンジンとプロペラだけ、両方を扱うには両方の Rating が必要です。

この資格一つで出来る事の幅はかなり広く、パイロットのライセンスのような細かな規制が少ないので、逆に書く事が無いのですが。。。。

この資格で Ramp と Hangar での作業、両方する事ができます。扱える機種も限定されておらず、民間機も軍用機も、固定翼機もヘリコプターも、プロペラ機もジェット機も、全てが含まれます。

この資格を使用した場合、基本的に行うのは Servicing, Inspection, Maintenance, Repair。

100時間ごとに行う100時間点検(100 hour inspection)を行いサインする事は可能ですが、年に一度行う Annual Inspection は IA (Inspection Authorization) を取得するまでは出来ません。ちなみに僕は IA は持っていません。

資格の取得はあくまでスタート地点で、一人前になるには業界に出て経験を積む事が求められます。

ライセンス自体は一生涯有効ですが、実務で使用するには過去24ヶ月以内に、少なくとも6ヶ月間は整備関連の業務に就いている必要があります。

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