2010年6月15日火曜日
Central American Banded Gecko
ワイルド、ベビーのミトラです。実はペアだったのですが、残念ながら飼育ミスにより一匹になってしまいました。元々、かなりコンディションの良い子達で、来たその日から餌をパクパクしていたので、油断した部分もありました。なんとなく、分布はメキシコあたり、湿度高めの乾燥系と思い込んでいて、多分これ読んでくれてる人達には伝わらないけど、ニシアフリカとか飼う感じをイメージ。乾燥ケージにウェットスポット。そんな感じ。
それ以来、日を追うごとにコンディションが悪くなっていく。餌は食わないし、でも水はスプレーするとゴクゴク飲む。ここで、「あっ、湿度が足らない」と。ただ基本、乾燥系しか飼ってない自分のイメージとしては、常にジメジメだと病気になるから、原則ウェットシェルター以外は乾燥させるを実行。でもやっぱりスプレーするとゴクゴク飲む。このあたりで、分布域がメキシコからコスタリカ、グアテマラにかけてと思い出す。コスタリカって言ったらヤドクガエルの生息地、乾燥どころか熱帯雨林じゃん、と気がつく。一日2回、多めにスプレー。
それでも一匹は、飼育開始直後に脱皮不全、水は必死に飲むも餌は食べていないらしく、みるみる痩せて2週間の命でした。乾燥(湿度不足)と、たまたま冷え込んだ夜があり、温度が急激に下がってしまった事が原因で急激に状態を崩し、そのまま立ち直りませんでした。
では写真の子はどうかと言うと、キレイに脱皮はしているが、餌を食べているのは確認できていない。極端に痩せてはいないが、油断は出来ない。このまま、この子も紹介できないかとも思われました。
目に見えてコンディションが上がったのは、別件で色々と問い合わせていた時に「う~ん、言葉にするのは難しいけど、中は湿ってるけど表面は乾いてる感じ」という一言がキッカケでした。完璧に目から鱗でした。いくらスプレーしても上表面が薄く濡れるだけだからすぐに乾いてしまう。内側から湿らさないと意味がないと、この時やっと気がつきました。解っていれば簡単なこと、それでも知らなければ難しいこと。乾燥系しか飼った事ない人にアドバイスをするなら、陸生の両生類だと思って飼うといい、って事かな。かと言って、ビチャビチャにしちゃダメだよ。
その後、食べているかは確信が持てないけど、餌に反応を示すようになって、遂に目の前で餌を食べてくれました。でもまたストレスは禁物。結果、ガラス越しに撮った上の汚い写真になってしまいました。前のお掃除グッズレビューで書いた、スプレーするとミネラル分が付着して汚くなるっていうの、これのことです。ほらね、汚いでしょ。
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